
自動車整備会社が副業人材でリスティング広告を運用、問い合わせ数増加
サービス業 × WEBマーケティング人材 / PR・広報人材
株式会社小林自動車ボデー @群馬県高崎市
- 副業・兼業者
- WEBマーケティング:20代男性(首都圏在住)広告代理店勤務 / PR・広報:20代男性(関東在住)外資系テクノロジー企業勤務
- 契約形態
- 業務委託
- 業務内容
- リスティング広告運用 / LINE運用
自動車整備を中心とした自動車のトータルサービスを展開する株式会社小林自動車ボデーは、新聞折込広告に頼っていた宣伝・広告に替わる手法を模索する中で副業人材活用について知ったそうです。課題であった新規顧客の集客について、人材の力も得ながらリスティング広告を活用した広報戦略を取り入れたことで、一定の効果が得られました。
副業人材を活用した背景について教えてください。
当社は、群馬県内にて「コバック」という車検の代理店をしており、幅広い層から車検の申込みを頂いています。従来は新聞の折り込みチラシ等で集客をしていましたが、昨今、新聞をとらない方も増えたので、それに代わる方法としてネットで集客ができないかと考えていました。
取引先の紹介で、Webサイトでの集客にも取り組んではいたんですが、なかなか期待した効果がなく、どこかのタイミングで、ちゃんとしたプロの方に手伝ってもらい、集客したいと考えていました。そんな時にしののめ信用金庫さんから副業人材の紹介会社を紹介されたのがきっかけですね。
依頼する内容はどのように決めましたか?
まずは紹介された副業人材の紹介会社のWebサイトを見て、どんな会社が、どんな人材を募集しているのかを検索し、イメージを膨らませました。新規顧客のネット集客という、私たちを同じような課題を抱えている企業、求人もたくさんあったので、「新規顧客のネット集客」のための人材の確保はうちでもできるかも、やってみようと思いました。
求めていた人材の要件について教えてください。
Webでの集客を手伝ってくれる人、Web戦略アドバイザー募集、として求人を出しましたが、当社としても初めての取組みだったので、応募はあるのか…と最初は半信半疑でした。そして、応募してくれる人がいれば、まずはその人と話してみたいと思っていました。
面談時のポイントや採用した決め手について教えてください。
当初の予想を超える31名の応募があり、こんなに応募してくれるのかと正直、嬉しかったですね。その中から、当社にとって、どんなメリットがあるのか、何をもたらしてくれるのか…という点で、12、3名に絞りました。皆さんが群馬まで来てくれて、役員と面接を行いましたが、個々の考えをしっかり持っていて、優秀な人が多いと感じましたね。
最終的には2名と契約をしましたが、どの人ともお付き合いをしたいと思える人たちでした。Webでの集客と一言で言っても、Yahoo!やGoogleを使うのか、SNSを使うのか…色々な手法がありますよね。私どもがそんなに詳しくなかったため、「こんなことがしたい」、「こんなことができる」という具体例を明確に提示してくれた人に決定しました。あと、全く新しいことを始めるというよりは、当社のWebサイトであったり、アプリであったり…まずは既存媒体の改善から着手しようと思いました。
どんな形で支援をしてもらいましたか?活動期間・内容、契約形態について教えてください。
2人の方と契約し、一人はGoogleのリスティング広告の運用、もう一人にはLINEでの集客に取り組んでもらいました。最初の2回程度は現地に足を運んでもらいましたが、その後はオンラインで週に一度、担当者と30分ほどの打合せを行うほか、月に2回、役員や現場の管理職が加わった打合せを行い、そこで状況についてのフィードバックをもらいました。いずれも平日の日中です。その他必要に応じてメールや電話でのやり取りも行っていました。
一人の方との契約は既に終了しましたが、リスティング広告の方には1年以上たった今でも引き続き支援をお願いしています。
人材と社員の関わりについて教えてください。
担当社員には人材と一緒に業務に取り組んでもらっています。具体的には、リスティング広告だと、一緒にキーワードや予算を確認しながら、実際の運用を人材にお任せしている感じです。また、LINEについても人材に「こんな機能がある」「こんなことができる」というのを教えてもらいながら、一緒に作り上げました。その他のスタッフも直接の関わりはありませんが、Webからの車検予約が増えているため、支援をしてくれている人がいるということは実感できているはずです。
どのような業務を任せましたか?
一人にはGoogleサイトでのリスティング広告の運用をお願いしています。同じ内容でも効果がある月もあれば、全然ない月もあって、スタッフと相談の上、キーワードや配信エリアを微調整しながら運用してもらっています。
もう一人にはLINEの運用について指導してもらいました。登録者は3,000名を超えましたが、車検の台数には直結しませんでした。その後、人材の方の本業が忙しくなったため、契約は解消。現在では車検や整備等の予約機能を中心にLINEの運用は継続しています。
成果はありましたか?また、課題点についてもあれば教えてください。
LINEのほうは、既存のお客さんへの周知から始めたため、登録者は増えましたが、なかなか新規のお客さんには届かなかったみたいです。あと、当社ではアプリの運用もしているので、アプリとLINEの両立、すみ分けが難しいとも感じました。お客さんそれぞれ、好みも違うので現在の運用も継続しながら、別の媒体の導入についても検討していきたいと思っています。
リスティング広告については、本来ならスタッフが人材から指導してもらう、やり方を教えてもらうべきなんでしょうけど、仕組みも複雑で、実運用は人材へ任せっきりになっているので、その辺は今後の改善点と認識しています。また、車検事業で一定の成果が出たら、板金、ロードサービス等、別の業務にも広げてきたいと思っています。やるべきことはたくさんあると思いますし、人材もそう思ってくれているはずなので、継続的に支援をお願いしたいですね。