
学習塾がSNSによる学生獲得とオンライン教材販売を、副業人材で実現。
学習塾 × SNSマーケティング人材
株式会社白谷塾 @宮崎県延岡市
- 副業・兼業者
- SNSマーケティング:40代男性(首都圏在住)
- 契約形態
- 業務委託
- 業務内容
- SNSマーケティング
宮崎県延岡市を拠点に中学生・高校生向けの塾を運営している株式会社白谷塾。副業人材を活用して、オンライン授業サービスの再構築とSNSマーケティング、教材のオンライン販売を実施。「日本一熱く、手厚い塾」をコンセプトに宮崎県外からの受講者を伸ばし続けています。
副業人材を活用した背景について教えてください。
当社は宮崎県で中学生、高校生向けの塾を経営しています。7年ほど前からオンライン授業にも取り組んでいましたが、当時は今ほどオンラインが普及しておらず、継続的に使用してくれる学生が少なかったんです。それがここ近年、コロナの影響で一気にオンラインが普及したこともあって、当社としてもサービスを広げるなら今だ!と思いました。そこで、取引先の延岡信用金庫に相談を持ちかけたところ、副業人材の活用を提案されたんです。金額もリーズナブルでしたし、延岡市と市内の金融機関が東京の会社と副業人材活用に関する提携をしていたこともあって、安心して導入することができました。
依頼する内容はどのように決めましたか?
オンライン授業自体はかなり前から準備をしていたので、システムや教材についてはもう構築できていたんです。また、今までの経験からターゲットの選定もできていたので、あとはそれをどうやって販売するのか、どうやって学生を集めるのかということが課題でした。そこで、認知拡大や顧客獲得など、マーケティングを引っ張ってくれる人を求めました。
求めていた人材の要件について教えてください。
私たちは教育のプロとして「情熱」を売っていますが、人材に求めたのは「情熱」だけではありません。マーケティングのプロとして具体的な指示、スケジュールの下で、どんな作業をすれば「ゴール」にたどり着けるかという、明確な根拠を持っている人にお願いしたいと思っていました。また、知識だけでなく、実際に成功に導いた経験がある人に意見をもらいたいとも思っていましたね。
面談時のポイントや採用した決め手について教えてください。
応募者の中から7名の方とオンラインで1時間程度の面談を行いましたが、面談には実際に作業を行う担当スタッフにも参加してもらいました。人柄や情熱も大事ですがそれだけでは事業は進まないので、採用にあたっては、経験があり具体的な指示を出せるかを重視しました。
面談した一人一人から色々な情報や提案をもらえましたし、私もとても勉強になりましたが、その中でも最も提示された情報や提案が具体的だった方を採用しました。当社では以前からYouTube、Instagram、Facebookの運用をしていましたが、採用した方はそれぞれの特性に合わせて、具体的な運用方針や作業内容まで教えてくれました。うちは具体的な指示さえもらえれば動ける体制・人員が既に出来上がっていたので、理想的な人材と巡り合えたと思っています。
どんな形で支援をしてもらいましたか?活動期間・内容、契約形態について教えてください。
週に1度、1時間以内のオンライン面談が基本です。面談時に人材から次回までの宿題、課題が提示されるので、担当社員が作業を実行してグループLINEに投稿する。その内容を踏まえて次回のオンライン面談にのぞむというのを繰り返しています。具体的には、YouTubeやInstagram、新たに始めた公式LINE等のSNSマーケティング施策に関する作業指示やアドバイスをもらっています。
業種によっては現地に来ないと実際の雰囲気が伝わりにくいのかもしれませんが、うちはオンラインに関するものなので人材には一度も現地に来てもらったことがないんです。離れた場所にいても指導をしてもらえるのは大きなメリットですが、ここまでお世話になっているので、いずれはお会いしたいですね。
人材と社員の関わりについて教えてください。
オンライン面談や実際の作業は担当のスタッフが行ってくれています。グループLINEで人材とのやり取りも見えますし、安心して任せることができていますね。実は当初、オンラインについては社長の私と、担当のスタッフ以外はあまり積極的ではなかったんです。でも、人材に入ってもらい、効果が出てくるにつれて社内のオンラインに対する情熱も徐々に高まってきました。今では当社にとってオンラインはなくてはならないものになっていますね。
どのような業務を任せましたか?
当社が運営しているYouTubeやInstagram、公式LINEなどのリサーチやアドバイス、投稿内容のブラッシュアップをお願いしています。新たに開設した公式LINE上から教材を販売するシステム構築にも関わってもらいました。YouTubeについては、人材も他の教育系のチャンネルを見て研究してくれて良いアドバイスをもらえるので、かなり完成度が上がったと思います。
成果はありましたか?また、課題点についてもあれば教えてください。
YouTubeは15,000人のチャンネル登録者を獲得できましたし、公式LINEからの教材購入も可能になったほか、教材購入者に対して限定公開のYouTube動画を視聴できるプレミアムを与えるサービスも形になったので、人材を活用した成果はかなりあったと思っています。当社にとってはゼロイチどころかゼロ百、ゼロ千ぐらいのインパクトですね。
公式LINEの教材購入サービスでは、人材が経験と統計値に基づいて100人に1人はここまで買う、といった具体的な予測値を提供してくれるんですが、実際にそれ以上の結果が出ていますし、すごいと思いますね。また、うちは宮崎では知名度のある塾なのに、テスト販売した教材については、宮崎県内の購入者はなく、すべて県外という驚くべき結果も出ました。オンラインの市場の大きさを実感しましたね。
受講者についても着実に増加しており、今ではスタッフの増員を検討する段階にも来ています。地方からでも東京の塾に負けない、という自信が持てました。